たぬき丼
揚げ玉を使った天玉丼はたぬき丼とも呼ばれるようです。うどんに揚げ玉が載っている場合はたぬきうどんと呼ばれますから、揚げ玉が載った天玉丼がたぬき丼と呼ばれるのもごく自然な成り行きです。かえってたぬき丼と呼んだ方が、揚げ玉を使っている天玉丼であることが分かりやすいのではないかと思われます。
ちょっと本格的なたぬき丼は次のように作ります。大根は皮を剥いておろします。アスパラは穂先を3センチほどで落とし、1センチの厚さに切ります。それを器に入れて水をかけ、ラップをしてから700Wのレンジで2分ほど加熱します。
芝エビは粗みじんに叩いておきましょう。玉ねぎは皮を剥いて上下を落として薄切りにしておきます。
丼鍋にしょう油と砂糖、酒で作った調味料を入れたら、玉ねぎを入れて中火にかけます。丼鍋が沸いたら弱火にして、芝エビ、小柱、アスパラ、大根おろしの順に均等にちらしていき、蓋をして2分ほど煮込みます。
蓋を取って揚げ玉をスプーンで上からちらし、割りほぐした卵1玉をその上から均等にかぶせたら蓋をして1分ほど煮ます。そして火を止めて1分ほど蒸らしましょう。
あたたかいご飯を丼に盛り、出来上がった具をその上から回しかけます。三つ葉があればその上から散らすと良いでしょう。非常に手軽に作れますが、その味はまるで海老天丼のような味に仕上がります。